「竜劇隊大井沢公演」レポート番外編
2011年2月26日 山形県西川町

2011年2月26日に山形県西川町で行われた竜劇隊公演について
既にまとめてある公演の詳細なレポートと別に、公演終了後の様々な出来事をこちらにまとめてみました。

公演終了後、出口で岡本さんをはじめとする竜劇隊の皆様によるお客様の見送りがありましたが
私が出口近くにいた岡本さんに挨拶すると、
「よく来て下さいましたね」と、訪れた私に対しちょっと驚きの表情をされていました。

岡本さんから「お時間ありますか?」と尋ねられると、時間に余裕があった私は「あります」と返します。
すると「しばらく待ってもらえますか?」との言葉を岡本さんから受け
岡本さんの後に付いて行った私が場内に戻りますが
ショー「次男坊鴉」の時の衣装のままだった岡本さんは、化粧を落としに舞台袖の方へ向かわれ、
舞台の片付け等が行われる中で、私はしばらくの間岡本さんが戻るのを待つ事になります。

およそ40分位待っていますと、
私の前にメイクを落とし普段着姿の岡本さんと、竜劇隊の女優“ことり”さん(芸名です)が現れます。
これまで、何度か岡本さんとお会いしましたが、実は私服姿の岡本さんを見るのは初めてでして
格好はオレンジの上着、茶色っぽいズボンに黒のブーツだったと記憶しています。
赤い帽子もかぶっていらっしゃいましたが、室内で帽子取った後に見られた長い黒髪が大変綺麗な感じでした。
現れた岡本さんは私に「横山さんのお宅へ行くので、一緒に付いてきてほしい」と言う感じの事をおっしゃて下さいました。
私は横山さんと言う方が、公演開催に多大な貢献をされた方だと、公演中の岡本さんの挨拶等で知りましたので
岡本さんも横山さんの元へ挨拶にでも行くのかな?と思っていました。
ただ「じゃあ私は何のために付いて行くのか?」とは心の片隅で思いながらも
「(素顔の)岡本さんが目の前で喋ってる…」と心が既に異様な興奮状態に支配されていた(と思う)ので、
岡本さんが付いてきてほしいとおっしゃってるんだから…と強引に納得しながら
岡本さん達に従い横山さんのお宅へと歩いて向かいました。
歩く途中で「今日は車で来ていたので…」と岡本さんに話すと
「じゃあ、車で付いてきてもらえます?」と岡本さんはおっしゃり、
私が車を取りに慌てて戻ると、岡本さん達は私と別れた場所で、進まずにわざわざ私を待って下さっていたのでした。
岡本さんの好意に度々恐縮しつつ、再び岡本さんに従い私は車で横山さんのお宅へと向かうのでした。

横山さんのお宅の前に着くと、私は岡本さんから
「この横山さんのお宅で行われる今回の公演の打ち上げに、(私が)参加してもらえないか?」
と私を連れてきていただいた理由を聞かされます。
私は大変恐れ多い事と思いながらも、
ここまで来たんだから行くだけと意を決し、岡本さん達と横山さんのお宅へ向かいました。
ただ、玄関までの道は歩行路以外は凄まじい雪の壁が出来ていて、雪に慣れている私でさえちょっとどうかと思う位でした。
そして横山さんのお宅に入ると、私の事を岡本さんから
「私(岡本さん)の熱狂的なファンで、ファンサイトをやっていただいている○○(私の名)さんです」
と横山さんはじめ、今回の公演の開催や打ち上げ用の料理を作られた皆様に
お引き合わせいただき、場違いながらも打ち上げの席に参加させていただく事になったのでした。
私の席は、ことりさんと岡本さんの間に座らせていただき、後からやって来た竜劇隊の皆さんや
この日の為にわざわざ東京からお越しいただいた岡本さんの師匠格の矢田稔さんらが揃った所で食事開始。

打ち上げは昼間に行われたのですが、お酒を飲まれる方も多かったです。
私は(普段は飲める方なのですが)車で来ていたので、お酒は遠慮しました。
ただ実はその場で(半分冗談、半分本気で)「本当は飲みたい」と私が言いますと、
岡本さんから「私が(車を)運転しましょうか?」と気を使っていただきました。
そのご厚意に甘えて「一杯だけ…」と言おうと何度か心の中で葛藤はしたものの
実際に岡本さんに私の車を運転していただくなんて、
あまりに恐れ多いので「酒くらい我慢」と思い諦めました。
ただ、「運転しましょうか?」と私に気を使っていただいた岡本さんの優しさは、本当に嬉しかったです。
ちなみに、岡本さんはビールを少々いただいてはいましたが
全然ではありませんが、あまりお酒は飲めないそうで
お酒の飲めない私等と一緒に地元の名水を味わっていました。

料理は西川の特産品・山菜料理(わらび・ぜんまい・赤こごみ・うど等)、漬物
煮込んだ大根、キノコ・カキのスープ等手作りの料理が並んでおり、
隣りに座ってらっしゃった岡本さんとも、食事の席なのもあって、
料理がおいしいとかそんな話ばかりしていたような気もしますが、本当にどの料理も絶品でした。
ちなみに数ある料理の中でも、岡本さんは山菜の赤こごみがお気に入りだったようです。

周りは知らぬ方ばかりな上、
脇にあの岡本茉利さんがいらっしゃると言う非常に緊張する場面ではありましたが
図々しくも岡本さんをはじめ、色々な方とお話しする事が出来ました。
また、岡本さんから回ってきた料理を取り分けていただいたり、水を注いでいただいたりと
(もちろん、こちらも料理を取り分けてお渡ししたり)
普通なら体験できないような事ばかり体験させていただきました。
色々な方と、関係の裏話なんかも伺ったり、楽しい話をさせていただきました。

こうした素晴らしい席に招いていただいた事に対し、
岡本さんの(熱狂的な)ファンと言うだけで、こうした席に招いていただいた岡本茉利さん。本当にありがとうございました。
並びに大井沢の関係者の皆様、竜劇隊の皆様の御厚意にも感謝いたします。

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