「竜劇隊公演」
2016年3月23日夜の部 三条市・三条東映

昼の部に続いて、夜の部のレポートです。
今回の三条東映の公演は、一部の例外を除き
火曜水曜木曜土曜が昼夜二回公演と言う事で、夜の部がある日を狙って観劇をしようと思っていたのですが
劇場の人曰く、昼夜二回の場合、大抵は昼も夜も同じ演目を演じるとの事でした。

ただ、観客が同じ人が多い場合は、稀に夜の演目が変更になると言う説明も受けていたので
もしかしたら別の演目が見られるかも…と言う期待もあったのですが
昼の部の時点で、夜も同じ「奥様仁義」がかかる事は分かっていました。
ただ、昼の部で岡本さんが若旦那役と言う思いもかけぬ姿を見せて下さったので
もう一回あの岡本さんが見られると言うので、逆に期待が高まっていました。

夜の部の開演は午後7時で、待ち時間を過ごした後、再び劇場に赴き開演を待ちます。
そして開演して「奥様仁義」が再び始まります。
おおまかな内容は昼の部と変わりはなかったのですが、一部のやり取りが昼間と変わっていました。

第1部の後、挨拶と休憩を挟んで、2部のショー「夢の花道」となります。
オープニングから、何人かの舞踊が続き、岡本さんの最初の出番は
舞踊ですが、昼の部では「暖簾」でしたが
夜の部では「春方様まいる」で、岡本さんがピンクの着物に綺麗な髪飾りを多数付けたお姿で登場し
昼間の舞踊とはまた違った優雅な舞踊を披露されていました。

その後しばらく舞踊等が続いた後、次の岡本さんの出番が来ます。
昼に続いての岡本さんの歌のコーナーですが
舞踊が変わっていたので、歌も違う歌が来るかな…と思っていたのですが
歌は昼間と同じ「愛燦燦」でした。
昼間と同じように、岡本さんの声が綺麗で清らかな感じで
「雨寒々と〜♪」と言う歌い出しから、何か妙な高揚感を感じました。

間奏部分では、昼間とはまた少し違うちょっとしたトークを聞く事が出来たのも良かったです。

その後、舞踊が続き、本日のラストショー「怒濤」にも岡本さんが再び登場しますが
昼の部でも書いたように、この演目は結構激しい踊りなので
岡本さんの舞踊は、ご本人のイメージに違わず華麗なイメージが強いだけに
結構体力が必要そうな激しい踊りをこなす岡本さんを改めて見ていると
中々新しい演目をこなされているものだと非常に感銘を受けました。

今回の三条公演の総合的な感想としては、岡本さんの役柄のインパクトが強く、話を上手く転がしていた点
歌声がいつもにも増して綺麗だった点等々が良かった事に加え
今までのイメージに囚われず新しい舞踊等に挑戦される岡本さんの向上心溢れるお姿が強く見られた点等
非常に充実した内容で、三条まで見に行けた事は非常に良かったと感じました。

また、実を申しますと、岡本さんの公演を私が夜に見るのは初めてだったのでしたが
見てる側の感覚としては、夜と昼とでそんなに変わった所と言うのは、無かったような気がします。

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