「”Theタイムボカン祭り2005 ”ボカンと一発!コンサート!!」
2005年3月26日

このコンサートは渋谷O‐Eastで行われたタイムボカンシリーズ生誕30周年にあたるこの年に開催されたもので
司会は脚本家の小山高生さんと声優の川上とも子さん。
岡本さん以外の出演者は「タイムボカンシリーズ」の実質的な主役である
三悪の小原乃梨子さん、八奈見乗児さん、たてかべ和也さんはじめ
ゼンダマン2号の滝沢久美子さん、笹川ひろし監督、作曲家の山本正之先生、神保正明先生、歌手の甲本ヒロトさんでした。
ここでは公演での岡本さん関連の部分のみを紹介させていただき
他の部分については、別の機会に触れる事にいたしますのでご了承下さい。

司会の川上とも子さんによる
「タイムボカンの淳子ちゃん、ヤッターマン2号をやってらっしゃいました岡本茉利さん」
と言う呼び込みと共に、山本正之先生と岡本さんが登場。
若草色の着物(お母様が染めた物だそうです) を着た岡本さんが
既にオープニングで五曲を唄っていた山本先生と椅子を二つ並べて
「徹子の部屋」ならぬ「正之の部屋」といった感じでトークを展開。
お互いが初めて会った時のエピソードが語られ、その後に歌のコーナーとなります。
まず歌の部分から内容を紹介し、その後トークの内容を紹介してゆきます。

歌の内容
1.チュク・チュク・チャン

この歌は「タイムボカン」本編だとメカ同士のアクションシーンでよく流れていた曲でした。
今回はカラオケではなくギターが山本先生、ピアノに神保先生と言う超豪華演奏陣によって行われました。
ノリノリで岡本さんが楽しそうなのが面白かったですし
1番冒頭(「♪チュクチュクチャン」)と2番の冒頭(「♪ガラガラドン」)の所については
岡本さんも一緒に歌っていらっしゃいます。

2.花ごよみ
「タイムボカン」挿入歌で、岡本さんの持ち歌です。
本来は丹平役の太田淑子さんとのデュエット曲ですが
今回は太田さんのパートは山本先生が唄っています。
和服姿で登場すると言うお膳立てまでされていたので
岡本さんの持ち歌「うしろすがた」を歌ってくれるかと期待したのですが
残念ながらそうは行きませんでしたが、

トークの主な内容
岡本さんと山本先生の初対面はタイムボカンのLP収録だったそうで
おそらく「花ごよみ」と「うしろすがた」の収録の時だと思われます。
岡本さんは収録の際のエピソードとして
「声が出なくて、今でもCDを聴くと恥ずかしい、かすれるような声しか出せなかった」
と語っておられました。

また、「チュクチュクチャン」については
岡本さんは、山本先生が歌っているのをスタジオで見ていらっしゃたようで
当時、非常に格好良かった所が印象に残っていたと語った所と
「チュクチュクチャン」の2番の「アチョー、アチアチアチアチ」の所を
岡本さんが「本当に焦げ付いてるみたいですね」
と評したと言う逸話が印象的でした。

あと面白かったのが、「チュクチュクチャン」の後
山本先生に「久しぶりに聞きました」と岡本さんがおっしゃると
「本当に久しぶりですか?リハーサルで聴いたでしょ?」と返され
岡本さんがひっくり返る仕草を見せるのが面白かったです。

二曲唄い終わると同時に岡本さんは退場し、その後も公演が続き
この後の岡本さんの登場は最後の全員集合シーンとなります。
ここで一人一人が挨拶するのですが、岡本さんは
「昨日北海道の公演から帰ってきたところなんです。北海道から帰ってきた良かった!」 と挨拶されていました。
岡本さんはこの公演のために前日の北海道の公演を終えてから飛行機で東京まで帰ってきたそうで
北海道から駆けつける辺り相当ボカンシリーズを愛していらっしゃると分かり感慨深いです。

このレポートは2021年に発売された公演DVDの鑑賞を元に、一部ネットの情報を加えた物です。

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